【大雑把地名紹介】014-白老町・萩野

※情報の正確性は保証出来ませんので、 
 正確な情報が欲しい場合は他の場所でも調べておく事をお勧めします。 


記事制作開始2021/05/06~記事公開2021/05/24 
 ※2021年5月現在の情報です。 工事やダイヤ改正等により状況が変わる事があります。

※地図はイメージです。所々都合により省略しています。



 【地区の簡単な解説】

白老町萩野は、白老町の中部に位置する地区です。
内陸へはそこそこ奥まで続いています(とは言っても隣接する地区よりは奥まってない)が、
東西方向には短い為、区域はとても細長いです。

萩野の中には国道36号沿線の『大町』『前浜』
駅北側の住宅街の『昭和区』『朝霧区』『緑泉郷』
そして少し内陸に行ったところに『太平洋団地』と呼ばれる地区があるようです。
これらは住所ではなくあくまで通称のようなので、ここではまとめて萩野として扱います。

ちなみに、萩野という地名は和名で、昔はこの辺りは知床と呼ばれていたそうです。



【白老町萩野の主な道路】

国道36号と道央道が東西に走ります。
また、町道の石山大通が国道36号と線路を挟み並行して走っています。

高速道路を利用して白老町萩野へ向かう場合、
苫小牧方面からは白老IC、室蘭方面からは登別東ICが便利です。


道央自動車道…大沼公園ICを起点とし、室蘭、千歳、札幌、岩見沢、旭川を経て、
士別剣淵ICで終点となる約700㎞の高速道路です。

高速道路ナンバリングは『E5』が当てられていますが、
実際に国道5号と並行する区間は黒松内JCT以南のみ。
国道5号から大きく外れる札幌以北も同じE5が使われています。
ちなみに、本当に国道5号と並行する札樽道、後志道などは『E5A』が使われています。

路線名としては『北海道縦貫自動車道』となります。
縦貫道は函館から稚内を結ぶ路線で、函館新道や、
国道40号のバイパス群(名寄美深道、豊富バイパスなど)もここに含まれます。


道央道は、かつてはインターのナンバリングが札幌起点で振られていましたが、
2018年12月頃から函館起点のものに切り替えられました。
2021年現在、現地の標識も大半が新ナンバリングに切り替わっています。

登別室蘭IC~札幌JCT~旭川鷹栖ICは4車線(片側2車線)となっています。
逆に言うと大沼公園IC~登別室蘭IC、旭川鷹栖IC~士別剣淵ICは2車線です。
2車線とは言っても、追越車線の間隔が開く場所はあまりないので、
走行ペースを乱されることは、そこまで多くはないです(あくまで体感ですが)。


道央道には萩野の名を冠した『萩野PA』がありますが、
住所的には萩野ではなく石山になります。
萩野を含む白老IC~登別東ICは1985年に開通しました。



国道36号…札幌市と室蘭市を結ぶ約130㎞の路線。1952年制定。
主な前身路線は地方費道2号札幌浦河線国道28号線

そのうち苫小牧~室蘭は国道28号線だった区間になります。
この国道28号は、東京と旭川を結ぶ路線で、単独区間は青森港~室蘭~岩見沢だったようです。
ちなみにこの時期には他には東京と札幌を結ぶ4号(道内のルートは概ね現在の国道5号)と、
札幌で4号から分岐し、28号と同じく東京と旭川を結ぶ27号(概ね現在の国道12号)がありました。


札幌からの距離感や、沿線に市が多くある事などから、
国道12号札幌~旭川と比較されやすい国道36号札幌~室蘭ですが、
旭川方面における国道275号のようなポジションの道が無い
(美笛峠が一応それにあたりますが、沿線環境の違いや行き来のしやすさを考えると…)ので、
国道36号は札幌市内や近郊区間は勿論、苫小牧~室蘭も混雑しやすいです。

国道36号は道内でも珍しく、大半の区間が4車線化されてる国道ですが、
白老町石山~竹浦と登別市登別港町~幌別町は2車線となっています。
苫小牧~白老もかつては2車線でしたが、近年4車線化されました。



【白老町萩野の主な河川】

地区内にはあまり大きな川は流れてはいません。

地図を見た限りだと、道央道のちょい内陸あたりを源流として太平洋に注ぐ川と、
内陸部に毛敷生川に注ぐ川が確認できます。どちらもあまり大きい川ではありませんが。

この2つの河川、どちらも名称が同じようですが、あくまで別の河川のようです。


フシコベツ川(河口)…こちらは道央道の少し内陸寄りから流れ、太平洋に注ぐ河川です。
国道36号はこの川をフシコベツ橋で越えています。
道央道は特に橋もなく越えてしまうようです。

萩野と北吉原を流れていますが、両地区の境界線というわけではないようです。

直接太平洋に注ぐ為、単独でフシコベツ川水系となっています。
小さな河川ですが、二級河川です。


フシコベツ川(毛敷生川支流)…萩野駅から直線距離で約9.5㎞北西方向あたりを源流とする、
小規模な河川です。一部地図等では名無しとして扱われています。

地図を見る限り、敷生川水系の毛敷生川の支流なので、普通ならば敷生川水系となるはずですが、
調べた限りではこのフシコベツ川を敷生川水系と扱う情報源は見つかりませんでした。

かと言って、フシコベツ川水系で調べてもこの川を流域として含める情報源も見つからず、
よくわかりませんでした。すいません。



【白老町萩野の施設など】

コンビニは、国道沿いにセブンイレブンが一軒、内陸側の住宅街にセコマが1軒あります。
地域内にガソリンスタンドはありませんが、隣接する北吉原や石山には存在する様です。

ですが、白老の市街地も6㎞しか離れておらず、
白老の市街地へ行けばコンビニもGSもあるので、そこまで不便なことは無いと思います。



【白老町萩野の隣接する地区など】

萩野は別に特段小さい地区ではないのですが、周辺の地区が大きい為、
隣接しているのは2つのみです。


石山…萩野の東隣に位置する地区。
萩野と白老の間にある地区で、大雑把に測って東西3.5㎞、南北17㎞とそこそこの大きさを誇ります。
かなり内陸まで地区の範囲内ですが、ギリギリのところで伊達市との境界には及びません。

道央道の萩野PAや通称地名の萩野石山、東萩野など、
萩野と名を冠していても、石山にあるというものも多いです。

白老港があるのもこの地区です。


北吉原…萩野の西隣に位置する地区。
南北方向、東西方向共に萩野よりも微妙に大きいです。

読み方は、駅名やネット上の各種情報源では『きたよしら』ですが、
現地の看板の表記では『きたよしら』となっているものがあります。

北と付きますが、無印の吉原という地区は白老には存在せず、
内地由来の地名のようです(ざっくり言うと北広島的な命名です)。

萩野と同じくJRの駅があり、かつては駅舎の独特な形状で有名でした(解体済)。



【白老町萩野の周辺の公共交通】

航空…最寄りの空港は約50㎞離れた新千歳空港


鉄道…JR室蘭本線が走っており、地区内に萩野駅があります。

普通列車のみの停車。本数は概ね1時間に1本程度ですが、
朝の室蘭方面行だけ1時間に2本程度あります。

なお、1日上下線に1本ずつ、萩野行の列車が存在します。
逆に萩野始発の列車は存在しないようです。

また、列車間隔の都合で、それ以外にも1時間に2本ある場合や、
逆に1時間に1本もない時間帯もあります。

特急停車駅だと約6㎞離れた、苫小牧側隣駅の白老駅が最寄り。
一部便を除く特急北斗と、特急すずらんが停車します。

本数が多いので詳細な時刻表は省略します。


鉄道でのおよその所要時間… 
萩野→白老・苫小牧方面
萩野駅~白老駅…約5分
萩野駅~糸井駅…約22分
萩野駅~苫小牧駅…約30分
萩野駅~沼ノ端駅…約36分※1
萩野駅~千歳駅…約53分 ※2
萩野駅~北広島駅…約71分※2※3
萩野駅~札幌駅…約99分※2※4

萩野→登別・東室蘭方面
萩野駅~竹浦駅…約7分
萩野駅~登別駅…約16分
萩野駅~幌別駅…約25分
萩野駅~東室蘭駅…約37分
萩野駅~室蘭駅…約49分※5
萩野駅~伊達紋別駅…約63分※6

※列車により所要時間が異なる場合があります。
また、上記の所要時間は乗換待ち及び長時間停車は省略しています。
上記所要時間は普通列車での時間で、時間帯により特急、快速を使うと早く着ける場合があります。

※1…苫小牧駅で室蘭線岩見沢方面、または千歳線札幌方面の列車に乗り換えになります。
※2…苫小牧駅で千歳線札幌方面の列車に乗り換えになります。
※3…千歳駅で快速エアポートに乗り換えると早く着ける場合があります。
※4…千歳駅または北広島駅で快速エアポートに乗り換えると早く着ける場合があります。
※5…一部列車は東室蘭駅で、室蘭線室蘭方面の列車に乗り換えになります。
※6…東室蘭駅で室蘭線長万部方面の列車に乗り換えになります。


バス…萩野の地域内(隣接地区との境界に跨るものを除く)には、『萩野』『萩野公民館』、
『西萩野』『旭ヶ丘通り』『朝霧団地入口』『萩野生活館前』、
『萩野石山』『太平洋団地』のバス停があります。

バス路線は、『萩野』『西萩野』に停車する道南バス登別温泉~苫小牧

『萩野』に停車する道南バス緑泉郷空港線。緑泉郷から苫小牧を経て新千歳空港へ行く路線です。

『萩野石山』『萩野生活館前』『朝霧団地入口』『旭ヶ丘通り』『太平洋団地』に停車する、
白老町地域循環バス元気号鉄北線(朝・夕)及び同北吉原本町生活館⇔緑泉郷⇔町立病院前

『萩野石山』『萩野生活館前』『朝霧団地入口』『旭ヶ丘通り』に停車する、
白老町地域循環バス元気号鉄北線(昼)。

『萩野』『萩野公民館』『西萩野』に停車する、
臨海温泉⇔萩野公民館⇔町立病院前⇔社台駅前

『萩野』『萩野石山』に停車する白老町交流促進バス・広域ピストン便があるようです。

なお、一部曜日に運休になる路線があるので、ご注意ください。

時刻表(2021年5月現在)※あまりに情報量が多いので、多少のミス等があっても許してください。



【周辺の街からの距離】

白老町役場から…国道36号を室蘭方面へ約5㎞。
登別市幌別から…国道36号を苫小牧方面へ約21㎞。
登別市登別東町から…国道36号を苫小牧方面へ約13㎞。
室蘭市中央町から…国道36号を苫小牧方面へ約37㎞。
室蘭市東町から…国道36号を苫小牧方面へ約31㎞。
伊達から…国道37、36号経由で約56㎞。
壮瞥から…国道453、道道2、国道36号で約56㎞。

苫小牧から…国道36号を室蘭方面へ約28㎞。
千歳から…国道36号を室蘭方面へ約56㎞。
むかわ町鵡川から…国道235、道道259、国道36号経由で約62㎞。
占冠から…国道274、道道462、国道234、36号経由で約140㎞。
倶知安から…国道276、道道86号経由で約82㎞。
喜茂別から…国道276、道道86号経由で約58㎞。
洞爺湖町虻田から…国道230、道道2、国道36号経由で約68㎞。
長万部から…国道37、230、道道2、国道36号経由で約112㎞。
八雲から…国道5、37、230、道道2、国道36号経由で約140㎞。

函館から…国道5、37、230、道道2、国道36号経由で約220㎞。
松前から…国道228、229、277、5、37、230、道道2、国道36号で約270㎞。
江差から…国道229、277、5、37、230、道道2、国道36号で約210㎞。
小樽から…国道393、276、道道86号経由で約140㎞。
岩内から…国道276、道道86号経由で約109㎞。
寿都から…国道229、道道229、66、97、国道276、道道86号経由で約140㎞。
せたな町北檜山から…国道230、37、道道2、国道36号経由で約170㎞。
日高町富川から…国道235、道道259、国道36号経由で約73㎞。
新ひだか町静内から…国道235、道道259、国道36号経由で約111㎞。
浦河から…国道235、道道259、国道36号経由で約150㎞。
えりも町本町から…国道336、236、235、道道259、国道36号経由で約190㎞。

札幌から…国道453、276、36号経由で約101㎞。
岩見沢から…国道234、道道45、国道337、36号経由で約103㎞。
滝川から…国道12、234、道道45、国道337、36号経由で約150㎞。
旭川から…国道12、275、道道1121、45、国道337、36号経由で約210㎞。
富良野から…道道135、国道452、道道116、30、45、国道337、36号経由で約170㎞。
留萌から…国道233、275、道道1121、45、国道337、36号経由で約220㎞。
名寄から…国道40、道道48、国道275、道道1121、45、国道337、36号経由で約290㎞。
帯広から…国道38、274、237、道道59、74、国道235、36号経由で約210㎞。
釧路から…国道38、274、237、道道59、74、国道235、36号経由で約340㎞。
根室から…国道44、38、274、237、道道59、74、国道235、36号経由で約460㎞。
北見から…道道50、88、国道241、274、237、道道59、74、国道235、36号で約350㎞。
網走から…国道39、240、道道51、国道242、241、274、237、235、36号で約390㎞。
稚内から…道道106、国道232、233、275、道道1121、45、国道337、36号経由で約400㎞。


有料道路利用の場合…
札幌から…札幌北IC~白老IC[2550円]利用で約100㎞。
千歳から…千歳IC~白老IC[1390円]利用で約55㎞。
苫小牧から…苫小牧中央IC~白老IC[830円]利用で約37㎞。
室蘭から…室蘭IC~登別東IC[730円]利用で約46㎞。
函館から…大沼公園~登別東IC[4360円]利用で約220㎞。
浦河から…日高厚賀IC~白老IC[1230円]利用で約160㎞。
小樽から…小樽IC~白老IC[3370円]利用で約130㎞。
岩見沢から…岩見沢IC~白老IC[3580円]利用で約120㎞。
旭川から…旭川IC~白老IC[5930円]利用で約220㎞。
稚内から…留萌IC~白老IC[5410円]利用で約410㎞。
帯広から…芽室帯広IC~白老IC[5000円]利用で約220㎞。
釧路から…阿寒IC~白老IC[6150円]利用で約320㎞。
網走から…足寄IC~白老IC[6150円]利用で約390㎞。



【個人的なコメント・あとがきなど】

今回は太平洋に面する地区でした。最近海に面してる地区多くない?という気もしますが、
前この近辺をやった時は内陸が多めだったので、そこを避けるとなると、
必然的に海沿いばっかりになるのも、仕方ないような気もします。

ちなみに萩野を選んだのはなんとなく。正直他の地区の方が面白いかもと思ったりしましたが、
なんだかんだで萩野も興味深いこといろいろ分かったので結果的におkです。

さて、前から予告はしていましたが、『大雑把地名紹介』の新規記事、
そしてサイト内コンテンツとしての新規記事はこれで最後になります。
トップページに書いてる通り、他の活動との両立が困難になってきた、というのが理由です。

しかし、そもそも考えてみると、
この企画自体が、サイト見切り発車させた時から大まかな方針が決まる時までの、
言ってしまえば繋みたいなもだったんですよね。なので、
まあある程度方向性が見えて来たという意味では、
マイナスではないのかもなーと思ってたり。

いろいろ至らぬ点も多々あったかと思いますが、ここまでご覧いただきありがとうございました。
方向性は色々変わりますが、サイト自体の更新は続けていきたいと思っているので、
今後もよろしくお願いします。

とあ扶のあれこれじゃんくしょん

2020年3月開設。 何故かブログだけでは飽き足らず作ってしまいました。 まだほぼ何も無いですが、私の活動のあれこれを扱っていく予定です。