【大雑把地名紹介】002-倶知安町・扶桑
まだ不慣れなのでいろいろ不備があるかもですがご了承ください。
記事公開…2020年05月17日
倶知安町扶桑は、地理的にやや北東寄り、国道393号沿線にある地区です。
※倶知安町は一般的な振興局の区分で言えば後志地方ですが、
ここでは独自の区分(後日改めて説明します)に基づいて西胆振としています。
※情報は2020年現在のものです。工事やダイヤ改正等により状況が変わる事があります。
【倶知安町扶桑の主な道路】
国道393号が北東から南西にかけて走ります。
国道393号…1982年制定。主な前身路線は道道仁木小樽線と道道倶知安赤井川線。
後志地方最大の人口を抱え有名な観光都市の小樽市と、
ニセコエリアの玄関口で後志総合振興局の庁舎の所在地でもある倶知安町を、
毛無峠(標高約640m)と樺立TN(標高約480m)を経て結ぶ約60kmの国道です。
国道5号のバイパス的な側面も持っており、札幌~函館の移動に使われる事もあります。
小樽市奥沢~赤井川村常盤にある毛無峠は、特に小樽側に九十九折が続く区間があるなど、
なかなか険しい道になっています。
一方で、樺立TNを含む赤井川村轟~倶知安町大和の区間は、
2008年に開通した、一般道としては新しめの区間です。
勾配こそそこそこきつめですが線形自体は比較的良好で走りやすい道です。
後志道小樽JCT~余市ICの開通により、毛無峠を回避する冷水峠経由ルートでも、
遠回りですが同程度の時間で札幌~倶知安を行き来する事が出来るようになりました。
倶知安町扶桑には道道はありません。
【倶知安町扶桑の主な河川】
ポンクトサン川が東から西へ流れています。
倶知安の市街地とは小高い丘を隔てているため、川は西へ迂回して流れています。
ポンクトサン川…尻別川水系、倶登山川に注ぐ川です。国道393号に沿って流れ、
高見で倶登山川に注ぎます。源流部には標高1009mの本倶登山という山があります。
ちなみに、ポンクトサンのポンとはアイヌ語で小さいなどの意味で、
ポン〇〇川というのは支流にはよく見られる名前です。
ポンクトサン一号川…地区内で完結する、ポンクトサン川の更に支流です。
ここのは連番になっており、上流部の大和にはポンクトサン二号川があります。
余談ですが、この〇〇一号川というのもまた支流に多く見られます。
この手の命名は連番なのとそうでない(何らかの理由で抜けてるのか、
ただ地名から付けてるのかは不明)場合があります。前述の通りここのは連番です。
【倶知安町扶桑の施設など】
特にこれといった施設は無いようです。
最寄りのコンビニやGSは倶知安の市街地にあるものになります。
倶知安にはコンビニが三社(セコマ、ローソン、セブン)が揃ってます。
【近隣の地区など】
倶知安町扶桑の近隣、または周辺の地区です。
大和…国道393号を小樽方面に走るとこの地区に入ります。
倶知安町の北東側の隣街・赤井川村と隣接する地区です。
出雲…国道393号を倶知安方面に走るとこの地区です。
国道393号が(小樽から倶知安へ向かっている場合)左へ、
西向きから南向きへ直角する交差点があるのがこの地区です。
実は大和と直接隣り合ってますが、
間に道が無いので、行き来には扶桑を経由する必要があります。
琴平…直接隣り合っては無く、出雲、瑞穂などを挟んでい接している隣の隣の地区です。
瑞穂との境目を国道393号が走る他、南西を国道5号が走ります。
瑞穂…扶桑の南西に隣接する地区。琴平と国道393号を挟んで隣接。
基本的に地区全体が高台の田畑地帯と言った感じです。
緑…扶桑の南隣に隣接する地区。基本的に田畑と森林です。
国道は走っていません。
山梨…扶桑の東側に隣接する地区です。
地図等を確認する限り、地区のほとんどが山林で、道路もほとんど整備されてない(砂利道?)為、
行くのだけでもなかなか困難と思われます。
【周辺の交通】
鉄道…最寄り駅は倶知安駅です。距離はおよそ8.5kmです。
かつては約6.7km離れたところに六郷駅、約5km離れたところに参郷駅がありましたが、
所属路線の胆振線廃線に伴い1986年に廃止になっています。
倶知安駅の時刻表は、小樽方面が始発5時20分、最終21時40分で、
一部を除いておよそ毎時一本あります。6時台は2本あります。
特筆すべき列車は、0620発苫小牧行(963D)と、0658発札幌行(3925D)。
両列車は通常の列車(H100)ではなく、
キハ201という札幌圏の電車と似た仕様の車両で運転されます。
ちなみに0658発札幌行は快速ニセコライナーで、
小樽築港から先は通過する駅があります。ご注意ください。
長万部方面は0624発、0750発、0951発、1235発、1655発、1820発、2054発があります。
7時と9時の二本は蘭越行、それ以外は長万部行です。
ちなみに列車だと小樽へは約1時間、札幌へは約2時間です。
【倶知安駅からの鉄道の所要時間】
倶知安~小沢…約11分
倶知安~仁木…約43分
倶知安~余市…約49分
倶知安~小樽…約73分
倶知安~手稲…約95分+乗換待ち※2《約85分》
倶知安~札幌…約106分+乗換待ち※2《約101分》
倶知安~江別…約145分+乗換待ち※1
倶知安~新千歳空港…約145分+乗換待ち※2
倶知安~比羅夫…約07分
倶知安~ニセコ…約16分
倶知安~蘭越…約38分
倶知安~目名…約47分
倶知安~黒松内…約74分
倶知安~長万部…約95分
※列車により所要時間は異なります。
《》は快速ニセコライナー利用の場合の所要時間(小樽での停車時間除く)です。
※1…小樽で函館線普通列車へと乗換となります。(963D・3925Dは札幌で)
※2…小樽で快速エアポートへと乗換となります。(963D・3925Dは札幌で)
バス…道南バスが倶知安町北部の地区(出雲、扶桑、大和など)と倶知安駅前を結ぶバスを、
平日3本、休日2本運転しています。
大和行は『倶知安駅前→六郷→北6線→出雲→高見→北6線→扶桑→大和』
倶知安行は『大和→扶桑→北6線→六郷→倶知安駅前』という経路で運転されるようです。
扶桑→倶知安駅前は約19分、倶知安駅前→扶桑は約30分です。
扶桑地区内には扶桑、扶桑双股、扶桑入口の3つのバス停があります。
【周辺の街からの距離】
倶知安町役場から…国道393号を小樽方面へ約7km。
京極から…国道276号を岩内方面へ約15km。
喜茂別から…国道276号を岩内方面へ約25km。
赤井川村都から…国道393号を倶知安方面へ約20km。
小樽から…国道393号を倶知安方面へ約55km。
余市から(赤井川経由)…道道36号、国道393号で約40km。
余市から(稲穂峠経由)…国道5号を函館方面へ約45km。
岩内から…国道276号を喜茂別方面へ約30km。
積丹から…国道229、道道36号経由で約61㎞。
蘭越から…国道5、393号経由で約38㎞。
黒松内から…道道285、国道5、393号経由で約70㎞。
長万部から…国道5、393号経由で約86㎞。
札幌から(朝里IC使用)…札樽道、国道393号で約85km。
札幌から(余市IC使用)…後志道、道道36号で約90km。
札幌から(一般道のみ)…道道125、956、国道393号経由で約86㎞。
室蘭から(豊浦経由)…国道37号、道道97号で約95km。
室蘭から(洞爺湖経由)…国道37号、国道230号経由で約100km。
伊達から…国道37号、道道97号で約70km。
苫小牧から…国道276号を岩内方面へ約100km。
新千歳空港から…道道16号、国道276号で約110km。
函館から…国道5号を札幌方面へ約190km。
旭川から…国道275、393号経由で約200km。
釧路から…国道38、274、276号経由で約405km。
稚内から…国道232、231、393号経由で約375km。
【個人的なコメント】
倶知安町扶桑は私のハンネの由来の一つですが、
特に思い入れがあったりするわけではなく、ただなんとなくで付けました。
強いて言えば周辺の出雲、大和などと違い道内に他に同じ名前の地名がなかったので…
さて、地区自体の話をしますと、国道393号の沿線なので、
札幌から函館行く時にはまあよく通る地区です。
小樽から国道393号を走ってきて、倶知安に来たんだぁと感じるのがこの周辺ですね。
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